この記事では、公証人から私署証書(宣誓供述書)にサインをしてもらう手順について記載します。AWSに個人情報開示していただくためには、「Identity Verification Form and Affidavit」が必要とのこと。これを日本語に訳すると、「身分証明書と私署証明(宣誓供述書)」になります。私署証明(宣誓供述書)は公証人にサインをしてもらうことで、効力を発揮します。
宣誓供述書とは?
何だかSEの私からするとテリトリーが違いすぎて、チンプンカンプンです。公証人や宣誓供述書がなにかというと次のものです。
公証人(こうしょうにん)とは、ある事実の存在、もしくは契約等の法律行為の適法性等について、公権力を根拠に証明・認証する者のことである。
日本においては公証人法に基づき、法務大臣が任命する公務員で、全国各地の公証役場で公正証書の作成、定款や私署証書(私文書)の認証、事実実験、確定日付の付与などを行う。2000年9月1日現在、日本全国で公証人は543名、公証役場数は299箇所ある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AC%E8%A8%BC%E4%BA%BA宣誓供述書とは、公証役場において、公証人から宣誓認証を受けた文書のことを宣誓供述書といいます。
公証人が、私文書について、作成の真正を認証するとともに、制裁の裏付けのある宣誓によって、その記載内容が真実、正確であることを作成者が表明した事実をも公証するものです。
http://www.kouseishousho.org/menu83.html
(公証人法58条ノ2)で定められているもので、証拠の保全や紛争防止に役立てるものらしいです。AWS側が個人情報を開示したあとに、個人情報を渡したことがモメ事にならないようにするためのものですね。それを私の負担でやるのは何だか違う気もしますが、問題が長引くのも嫌ですので、取得してまいりました。上記の説明の他にわかりやすいサイトは以下です。
- 公証人からの認証について
- 全国公証役場所在地一覧
宣誓供述書を取得するためには?
それでは、本題に入ります。「Identity Verification Form and Affidavit」について、日本で公証人からの承認をもらう方法を書きます。まずはじめに注意事項です。
- 公証役場は、平日8:30~17:00のため、平日休みがない場合は平日に行く必要がある
- 公証人の資格を持つ人は出張する機会が多く、小さい公証役場では、事前電話をすることをおすすめします。
- 埼玉の公証役場の場合、英語の宣誓供述書を持参しても日本語訳がないと対応してもらえない。(都内には、英語でも対応できるところがある)
「1」と「3」つまづいて、3回目の挑戦で漸く取得することができました。
次に必要なものです。
- 「Identity Verification Form and Affidavit」原紙(未記入のまま持っていく※)
- 「Identity Verification Form and Affidavit」日本語訳
- 提出先の国を調べておく
- 運転免許証などの身分証明書
- 印鑑(シャチハタはNG)
- 手数料:11,500円(日本に提出する場合は6,500円)
※面前署名という方式を取るため
「Identity Verification Form and Affidavit」原紙と日本語訳については、必要な方がいるかもしれませんので、公開します。
<「Identity Verification Form and Affidavit」原紙>
<「Identity Verification Form and Affidavit」日本語訳>
身分証明書と宣誓供述書
この書式は、公証人が有効であることを確認する必要があります。
Amazon Web Services、Inc.が提供するWebサービスへのアクセス要求、またはこれらのサービスの継続
私____________________(署名者)は、以下を宣言します:
1.この宣誓供述書は、以下のアカウントに関係します(*は必須です)。
アカウントのメールアドレス:____________________
AWSアカウント番号(わかっている場合):______________
アカウント名*:__________________________
請求先住所*:___________________________
市、都道府県、郵便番号*:_____________________
電話番号:_____________________________
署名_______________ 日付________________
追加の質問がある場合は、このメールアドレスまたは電話番号でお客様に連絡することに同意するものとします。
2.私は上記で参照したアカウントの所有者であり、多要素認証が削除されることを要求しています。
3.私は故意に虚偽または詐欺的な陳述または表明をすることは、連邦、州または地方の刑法を侵害する可能性があり、罰金または懲役またはその両方を課す可能性があることを理解しています。
以下、公証人専用
都道府県__________ 国______________
私はこれを証明する。_____________が自ら本職の面前に現れ、上記に署名された者であることが十分に証明されており、上記の目的のために行動していることを認めた。
証人を公印する(日付)
私の委任は (日付) にて期限が終了する :______________
______________________
(公証人の名字)
______________________
(公証)
Google翻訳とyahoo知恵袋で調べながら訳すとこんな感じです(間違いがあったらすみません、私はこれで対応していただけました)。
まとめ
待っている人がいないと入室から60分位で終わります。
初めてのことだとやっぱり難しいですね。住民票をもらいに行く感覚で行くと痛い目を見ます(笑)そもそも、従量課金のAWSサービスを起動させたまま、アカウントを忘れたりする私が悪いのですが、、、勉強になりました。
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