iPhone同士でファイルの受け渡しが手軽にできる便利なエアドロップですが、たまにいきなりエアドロップできないときありませんか?そんな人にはこの記事で紹介しているエアドロップができないときの解決方法の実践をおすすめします。どうしても解決できないときに備えて代替アプリも紹介しているので、ファイルの受け渡し機能を良く使う人もぜひ参考にしてください。
エアドロップできないとき端末とは
エアドロップできないときは、エアドロップしようとしている端末が両方ともApple社の端末であることを確認し、対応していない場合は対応している機種を購入しましょう。エアドロップとはApple社が開発したファイル転送システムの一種で、WindowsPCやandroidスマホでは使用できません。また、Apple社の端末を使っていても、以下の条件に該当する機種はエアドロップできない仕様になっているため注意してください。
- iOS6以前のiPhone
- ipad第二世代と第三世代の一部の端末
- iPod touch第四世代以前の端末
- MACOS9以前の端末
以上に加えて2013年8月以前に発売された端末はエアドロップに対応していません。
エアドロップができないときに見直す設定について
BluetoothとWifiが設定されていないとエアドロップできないです。特にBluetoothはデフォルトの状態だとオフになっていて、使わない人がいきなりエアドロップを使おうとすると戸惑う原因になっています。そのため、エアドロップできないときはWifiとBluetoothが使える状態になっているかを確認しましょう。使えないときは設定アプリのBluetoothとwifiをそれぞれ開き、設定をオンにしてから再度エアドロップしてください。ただし、デザリングではエアドロップできないため、必ずWifiが接続できる環境でエアドロップしてください。
次に設定アプリの一般からエアドロップの設定画面を開き、受信設定を連絡先のみかすべての人に変更してください。設定が受信しないになっているとエアドロップできないです。以上の設定を送信者と受信者双方が設定する必要がある点に注意しましょう。
受信者によくあるエアドロップできない原因と解決策とは
受信先端末のストレージの空き容量が、送信元のファイル容量よりも少ないときはエアドロップできないです。解決するには受信先の端末からいらないアプリやファイルを削除するか、外付けSSDやSDカードなどの外部ストレージを追加してください。また、ストレージの空き容量が十分でも、端末同士の距離が遠いとエアドロップできないので、端末同士の距離は10cmから30cm以内まで近づけるようにしましょう。
特にBluetoothは障害物に弱く、金属などの電波を遮断するものだけでなく人混みでも通信しづらくなる弱点があります。さらにBluetoothは4.0からアップデートしていないと、ファイルの大きさによってはエアドロップできない場合があるため、必ず最新バージョンのBluetoothにしてください。
送信者によくあるエアドロップできない原因と解決策
エアドロップのファイル容量に制限がありませんが、一度に大容量のファイルを送信しようとするとエアドロップできない場合があります。また、ファイル数が多くても失敗する場合があるので、ファイルが複数ある場合は何回かに分けてエアドロップすることをおすすめします。もし小分けにしてもエアドロップできないときは、IOSのバージョンが送信者と受信者で違うかを確認しましょう。もしどちらかがIOS10以降のバージョンで、片方が9以前のバージョンだと、送受信の設定が違うためエアドロップできません。そのため、送信者は受信者と同じバージョンのIOSにしてください。
セキュリティ設定がエアドロップの起動を妨げている可能性
設定アプリのコンテンツとプライバシーの制限で、エアドロップに制限が掛かっているとエアドロップできないです。また、セキュリティソフトをインストールしている場合、ファイアウォールがエアドロップの動きを阻害している場合があります。許可リストにエアドロップを追加して、それでもエアドロップできないときは一時的にセキュリティソフトをオフにすることも検討しましょう。ただし、セキュリティソフトをオフにする場合、エアドロップを悪用した偽ファイルの送信被害にあう可能性もあるので、エアドロップの送受信設定を連絡先のみにしましょう。
目的の人にエアドロップできない時の対処方法
連絡先のみにエアドロップする場合、送信者がAppleaccountに登録した電話番号かメールアドレスの情報が受信者側に登録されていないとエアドロップできないです。したがって、エアドロップするときは連絡先をあらかじめ交換するか、設定をすべての人にしてからエアドロップするかのどちらかになります。ただしすべての人に設定している場合、人混みの中からエアドロップしたい相手を見つけることが難しい場合もあるので、人混みを避けてできるだけ端末を近づけてエアドロップしてください。
Windowsやandroid端末でもエアドロップできるアプリ
Windowsやandroid端末はiPhoneとエアドロップできないですが、エアドロップに似た機能を持ったアプリなら存在します。QuickShareというこのアプリは、元はニアバイシェアという名前でしたが、QuickShareに統合されWindowsPCでも使えるようになりました。iPhoneのエアドロップと違うところは、対応しているandroidOSのバージョンが6からなので、比較的安価なスマホでもエアドロップと似た機能を使えます。また、GoogleのchromebookにはQuickShareが標準搭載されています。対してWindowsPCとandroid端末はアプリケーションをインストールすればスマホとPC間でファイルの受け渡しが可能です。
まとめ
エアドロップできないときは、送信者と受信者双方の設定を見直す必要があります。特にストレージの空き容量不足はよくやるミスで、大容量だったり複数のファイルを同時にエアドロップしたりすると、できない場合があります。また、エアドロップはwifiとBluetoothを両方オンにしないとできないです。特にBluetoothは障害物に弱い上に、端末の初期設定はオフになっているため、必ず遮蔽物がない場所を選びBluetoothの設定をオンにしてからエアドロップをしましょう。
