近年、AI技術を活用したゲームが増える中で、注目を集めた作品の一つ『ドキドキAI尋問ゲーム』。個人開発者ヤマダ氏によって開発されたこのゲームはリリースから注目されていましたが、なんと3日で配信中止になってしまったことでさらに話題になりました。
今回は、ドキドキAI尋問ゲームがどんなゲームなのか、3日で配信中止になった理由などを調査していきます。
ドキドキAI尋問ゲームとは?
ドキドキAI尋問ゲームは、プレイヤーが警察官となり、AI容疑者を尋問して真相を引き出すという、斬新なコンセプトのゲームとなっています。
最大の特徴は、プレイヤーの自由な入力によって展開が変わる点です。プレイヤーは事前に用意された選択肢を選ぶのではなく、実際に質問や発言を入力し、それに対してAIが自然な会話で返答します。AIの反応を見ながら尋問を行い、事件の核心に迫っていくところが面白さのポイントとなっています。
どんなAIキャラクターが登場するのか
ゲーム内のAIキャラクターは、事前に設定された性格や背景を持ち、それに応じた反応を示します。ときには感情的になったり、逆に冷静に受け流したりと、リアルな対話が再現され、あたかも本当に取り調べ室にいるかのような緊張感を味わうことができます。
ドキドキAI尋問ゲーム わずか3日で配信停止?
ドキドキAI尋問ゲームは2023年3月に最初のバージョンがリリースされ、大きな話題となりました。ところが、公開からわずか3日後に突如配信停止され、ネット上ではその理由についてさまざまな憶測が飛び交いました。開発者から明確な理由は発表されていませんが、主な原因とされるのが「AIによる予測不能な発言」です。ユーザーからの入力に応じてAIが即興で返答するという特性上、不適切な内容や倫理的に問題のある発言が発生するリスクが常に伴います。このような状況に対し、開発者側での制御が難しかったことが、配信停止の一因と考えられています。
復活した“完全版”はどう変わったのか?
2024年5月、ファンの期待に応える形で『ドキドキAI尋問ゲーム 完全版』がSteamにて配信開始されました。このバージョンでは、ゲームの内容がさらにパワーアップしました。
ここでは、『ドキドキAI尋問ゲーム』の完全版がどのように変わったのかご紹介していきます。
ビジュアル面での変化
まずビジュアル面では、2Dから3Dグラフィックに進化しました。これにより、取り調べ室の雰囲気が格段にリアルに再現されています。
ハードモードの追加
完全版では新たに「ハードモード」が追加されたところもポイントです。プレイヤーが特定のキーワードを使って自白を引き出す必要があるなど、推理力と観察力がより求められるようになりました。
応答の自然差がアップ
AIの挙動も改善され、応答の自然さと信頼性が向上。11言語へのローカライズも行われ、世界中のプレイヤーが楽しめる仕様になっています。
最後に
今回は、『ドキドキAI尋問ゲーム』がどんなゲームなのか、3日で配信中止になった理由などについて調査していきました。ドキドキAI尋問ゲームは、自由度の高さと没入感という他のゲームにない魅力を持ちながら、配信停止という事態も経験し、注目を浴びました。完全版ではその問題点を克服し、さらに進化した作品として生まれ変わっています。AIと人間のやりとりを楽しむだけでなく、自らの問いかけがどのような結果を生むのかを体験できる本作は、AI時代の新たなエンタメとして、今後のゲームの可能性を広げていくことでしょう。興味がある方は、ぜひ一度本作をプレイし、その緊張感と没入感を体感してみてください。