パソコンでWi-Fi繋がらないのにスマホは繋がる！原因と対処法を徹底解説

パソコンとスマホを持っている人は、それぞれWi-Fiの設定をしているはずですが、なぜかパソコンだけ繋がらないときありませんか？

そんな体験をしている人は、この記事で紹介している対処方法をご覧になってください。もしスマホで繋がる場合は、驚きの原因が隠されている可能性が高く、意外と見落としやすい原因なので、ぜひこの機会に自身のインターネット環境を見直してみてはいかがでしょうか。

パソコンでWi-Fi繋がらないのにスマホで繋がる理由

パソコンでWi-Fi繋がらないのにスマホは繋がる場合、そもそもWi-Fiが正しく設定されていない可能性が高いです。理由はパソコンには能動的にインターネットに接続する方法は無く、外付けのSIMカード読み取り機か有線接続、またはWi-Fi接続でのみインターネットに接続できるからです。対してスマホは購入した段階でSIMカードが挿入されている可能性が高く、Wi-Fiと思っていたものが通信事業者の回線によるものだったという勘違いをしているかもしれません。

そこでまずは、次の見出しをご覧いただき、パソコンでインターネットが繋げる状態にしましょう。

パソコンでインターネットを繋ぐ方法

パソコンでインターネットに繋ぐには、家にインターネット回線が開通しているかを確認してください。契約していなければ当然開通していませんが、賃貸マンションの中には既に開通している場合もあります。家中のコンセントを確認し、コンセントの横に幅1cmくらいの細長い箱のようなものがあるかを確認してください。もしある場合は光回線が家まで引かれているので、契約して光回線の接続機器をレンタルすればインターネットが接続できます。最後にLANケーブルでWi-Fiルーターと接続機器を接続すれば光回線経由のWi-Fi接続環境が完成です。

既にこの工程をしている人は、次の見出しでパソコンの設定を見直してください。

パソコンでWi-Fi繋がらないときの対処方法

パソコンでWi-Fi繋がらないのにスマホは繋がるときは、パソコンのWi-Fi設定を見直しましょう。一番ありがちな設定ミスは、機内モードの有効化やWi-Fi設定の無効化です。機内モードが有効化されているとWi-Fiの設定が正しくてもインターネットに接続することができません。機内モードは設定のネットワークとインターネットのメニューから変更可能です。

一度機内モードにすると再起動してもずっと機内モードになっているので、何かの拍子で設定を間違えていないか確認してみましょう。同時にWi-Fiアクセスポイントのプロパティの一番下にある高度なネットワークプロパティの設定も見直してください。このネットワークが接続範囲内になると自動的に接続するがオンになっていないと、自動的にWi-Fiに接続してくれません。

セキュリティソフトが邪魔をしている

パソコンでWi-Fi繋がらないのにスマホは繋がるという人の中で、スマホだけセキュリティソフトをインストールしていないという人はいませんか？もしいるならパソコンのセキュリティソフトがWi-Fi接続を邪魔している可能性があります。特にファイアウォールは、OSにデフォルトで配備されているものよりもセキュリティソフトのほうが性能が良い反面、誤検知する可能性があります。したがって、一度セキュリティソフトの機能をオフにした上でWi-Fi接続をしてください。

仮に接続できた場合はセキュリティソフトが原因ということになります。解決方法は、セキュリティソフトの例外リストにWi-Fi接続を追加することです。例外リストに追加された動作やアプリケーションは、セキュリティソフトの検知対象外のなるのでこの設定をすることでセキュリティソフトが起動中でもWi-Fi接続ができます。

接続数の上限を超えている場合について

Wi-Fiはそれぞれ接続数が決められており、上限を超えて接続しようとするとパソコンでWi-Fiが繋がらないのにスマホは繋がるといった事態になります。最新式のWi-Fiルーターなら接続可能数が10台以上なので、接続できなくなることはありませんが、少し古いWi-Fiルーターは接続可能数が5台以下の場合もあります。対処するには新しいWi-Fiルーターを購入するしかありません。

ちなみに接続台数が20台以上のWi-Fiルーターには以下のようなものがあります。

Wi-Fiの接続可能規格が違う場合

パソコンとスマホには、それぞれWi-Fiの接続可能規格が存在します。機材が古いとパソコンはWi-Fiが繋がらないのにスマホは繋がるという状況になります。対処するにはWi-Fiルーターとパソコンを新しいものに変更してください。Wi-Fiルーターとパソコンのどちらかを新しいものにすれば解決できる場合もありますが、Wi-Fiルーターのみ新しくした場合は、新しい接続規格にパソコンが対応していないと接続できません。したがって、どちらか片方だけ新しくして費用を抑えるなら現在のパソコンのWi-Fi規格を確認した上で、パソコンを新しくしましょう。

やり方はデバイスマネージャーのネットワークアダプターのタブを開き、Wi-Fiと書かれたデバイス名をダブルクリックしてください。次に詳細設定のタブの中から5Gワイヤレスモードという項目をクリックすると、値の部分にパソコンで対応しているWi-Fi規格名が表示されます。表示されたものと同じ名前のWi-Fi規格のルーターがあれば接続できます。

繋がりにくい周波数を使っている可能性

Wi-Fiには障害物に強く遠くまで発信できる2.4GHz帯と、高速で他の電波に干渉しにくい5GHzが存在します。共にメリットがありますが、2.4GHz帯は他の家電でもWi-Fiが使われていると電波が干渉して接続できなくなることがあります。また、5GHz帯は、他の家電と干渉しないものの障害物に弱い欠点があります。したがって、パソコンで接続しているWi-Fiの周波数の特性が繋がらない原因になっており、スマホは繋がるといった状況になっている可能性があります。対処するには6GHz帯のWi-Fiに対応しているルーターを使うのがおすすめです。

まとめ

パソコンではWi-Fi繋がらないけど、スマホは繋がるという状況の場合、インターネット回線の仕様を勘違いしているか設定や接続規格が適合していない可能性があります。特に引っ越した人は新居になるとインターネットの仕様が違う可能性もあるので、まずは家に光回線が開通しているかを確認しましょう。開通していてもWi-Fiが繋がらないときは設定を変更し、それでも繋がらないときはWi-Fiルーターやパソコンを新しく購入しましょう。