スマートフォンやタブレットで気軽に聴ける「ポッドキャスト」。情報収集やエンタメ、学習の手段として定着しつつあり、リスナーとして楽しむだけでなく自分でも配信してみたいという人も増えています。とはいえ、始め方や、本当に稼げるのかどうかなど、疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。この記事では、ポッドキャストの始め方や稼げる仕組みについて分かりやすく解説します。
ポッドキャストとは？
ポッドキャストとは、インターネット上で音声コンテンツを配信するメディアのことです。ラジオのような形式になっており、トーク・インタビュー・学習・朗読など、ジャンルはさまざまです。SpotifyやAmazon Musicなど複数のプラットフォームで配信でき、いつでもどこでも聞くことができます。2020年代に入ってから日本でも急速に人気が高まり、企業・個人問わず配信者が増加しているメディアとなっています。
ポッドキャストの始め方
ここからは、ポッドキャストの始め方について解説していきます。
①配信テーマを決める
自分が話せること、好きなジャンル、リスナーのニーズなどを考慮して、番組のコンセプトを決めましょう。
② 録音環境を整える
次に、録音環境を整えましょう。最低限必要なのは、スマホとマイクだけです。スマホのボイスメモ機能でも始められますが、音質にこだわりたい場合は、USBマイクや、Audacity、GarageBandなどの簡単な録音ソフトを使うと良いでしょう。
③ 配信プラットフォームを選ぶ
次に配信プラットフォームを選びます。音声をアップロードする際に代表的な無料サービスは以下の通りです。
- Anchor（Spotify for Podcasters）：初心者におすすめ。配信から収益化まで一括管理できる。
- stand.fm：日本語対応で、スマホだけでも操作可能。
- Radiotalk：収録型とライブ配信の両方に対応可能。配信するための審査がないのが特徴です。
④ 配信をスタート！
録音・編集が完了したら、いよいよ配信開始です。エピソードにタイトル、説明文、サムネイル画像を設定し、SNSやブログなどで告知してリスナーを増やしていきましょう。
どうすればポッドキャストで稼げる？
ポッドキャストは無料配信が基本ですが、以下のような方法で収益を得ることが可能です。
スポンサー広告
リスナー数が増えると、企業からスポンサー依頼が来ることがあります。Anchorでは一定の再生数に達すると、自動的に広告収益化のオプションが開放されるので、再生数を増やせるよう工夫していくことが大切です。
リスナーからの投げ銭
stand.fmやRadiotalkでは、リスナーから「いいね」や「ギフト」といった形で収益を得ることができます。また、Patreonやnoteなどの外部サービスで定期購読や投げ銭を募る方法もあります。
自社商品やサービスの紹介
自分のビジネスやオンライン講座、書籍、グッズなどを紹介することで、ポッドキャストを
販促ツールとして活用する方法もあります。
音声コンテンツの有料販売
有料配信限定エピソードを販売することも可能です。専門的な知識を提供する内容など質が高い内容であれば、有料でも十分にニーズがあります。
最後に
この記事では、初心者でも安心して始められるポッドキャストの配信方法と、稼げる仕組みについて分かりやすく解説していきました。ポッドキャストは、初期費用も少なく、誰でも簡単に始められる音声メディアです。最低限の収録環境さえ整えば、スマホひとつで世界中の人に自分の声を届けることができ、多くのリスナーとつながることができます。続けていけば、広告・支援・販促などさまざまな形で収益化することも夢ではありません。音声配信に興味のある方は、魅力たっぷりのポッドキャストを始めてみるのはいかがでしょうか。