ChatGPTが誕生し瞬く間にいろんな機能が追加され、驚愕したユーザーも多いと思いますが、ここまで進化するとどこまで何ができるのか把握しきるのが大変と感じる人がいると思います。
そこでこの記事では、ChatGPTで手相占いができるかどうか調べた結果を紹介しています。ただし一部では手相占いは危険だとも言われているので、その理由についても考察してみました。怖い噂もありますが、それでもやりたいという人はこの記事で紹介しているやり方もご覧になってください。
ChatGPTで手相占いはできるのか調べてみた
ChatGPTで手相占いは可能です。しかも、自分の手相画像をアップロードして解析してくれるので、かなり本格的な手相占いだと言えます。ChatGPTで手相占いをする方法は、プロンプトに手相占いと入力するだけで生命線や感情線や知能線や運命線の解析を提案してくれます。
そして写真を見せるのでやってほしいと入力すると、以下の条件で写真を撮影するように指示されます。撮影できたら、プロンプトの左にあるプラスマークをクリックして、パソコンに保存した画像をChatGPTにアップロードし、金運や恋愛運など知りたいことを入力します。
- 自然光が入る明るい場所での撮影
- 手のひら全体が撮影されたもの
- 指先から手首まで見える写真
- 両手の写真があるとより正確な占いができる
手相占いは当たるの？
ChatGPTの手相占いは厳密にいうと占いではありません。具体的に説明すると、ChatGPTは閲覧者の目的に対して統計上必要だと思われる解答を用意しているだけで、世に言うスピリチュアルな効果はありません。
しかし、ChatGPTが示した手相占いの結果を見て、利用者はあたかも自分に向けられた占い結果として錯覚してしまうため、それを実現するための行動を自然と取っているに過ぎません。これをバーナム効果と言い、ポール・ミールという心理学者が発表しています。
バーナム効果とプラシーボ効果は違うの？
ChatGPTの占いはバーナム効果で心理的な錯覚を誘発させるものですが、プラシーボ効果は強い信念が身体的な変化を及ぼす作用のことです。そのため、ChatGPTの手相占いはあくまで錯覚に過ぎず、仮に体に何か変化が現れた場合はプラシーボ効果になるかもしれません。
いずれにしても現在の技術力ではChatGPTによって、人間の言動に干渉する力はほとんどないのであまりChatGPTの手相占いを信じすぎるのも良くないですよ。
手相のデータをChatGPTに見せても大丈夫なの？
手相のデータをChatGPTに見せることは、必ずしも安全とは言い切れないです。理由はスマホやパソコンの中には顔や指紋などの生体情報によってロックを解除するシステムが存在します。仮にChatGPTにその情報を渡すということは、遠隔操作でChatGPTが自分のスマホやパソコンのロックを解除できるようになる可能性を与えるということです。
したがって、ChatGPTに手相のデータを提供するのはあまり望ましい行為とは言えません。また、個人的に少し怖いと思ったのは、ChatGPTの蓄積データには犯罪者の指紋や顔データなどもあるということです。それらのデータをChatGPTから聞きだすことはできませんが、聞くと提供はできないと応えるので恐らく警察機構のデータベースにもアクセスできるのでしょう。
手相占いが原因で実際に事件が起こったのか調査した結果
実際に手相占いをするといって金品を要求してくる不審者の報告は散見されていますが、ChatGPTの手相占いが原因で発生した事件は確認できませんでした。しかし、ChatGPTを模倣した占いシステムを開発し、嘘の情報を拡散するような団体やWEBサイトが存在するのは事実です。
したがって、ChatGPTの手相占いに夢中になったからといって、他のインターネットの手相占いやアプリを利用して、詐欺に引っかからないように注意することが求められます。
オンラインの手相占いサービスで金品を要求されたときの対処方法
もし不審な手相占いを誤って利用して金品を請求してきたときは、絶対に料金を支払わないでください。不審者は無視すると貴方の手相のデータを預かったから、開示請求しなくても居場所を見つけるのは簡単だなどと発言してくるでしょう。しかし、手相で住所が分かるわけがありませんし、相手はこちらを混乱させて個人情報を盗もうとしてくるはずなので、正しい判断は無視をして心配なら弁護士に相談することが重要です。
弁護事務所の中には手相占いの詐欺窓口を設けているところもあるので、専門家に対応してもらって心理的な圧力から解放されることが一番の解決方法です。
ChatGPTに手相データを提供するメリットを考察してみた
ChatGPTに手相データを提供することは危険性もありますが、メリットもあります。仮にChatGPTが世界中の人の手相のデータを集めることができれば、どういう手相の人がどういう言動をしているのかを把握できます。つまり統計上のデータから自分に最適な占い結果をChatGPTが提示できるというメリットがあります。ただし見方を変えれば手相占いでChatGPTが人間の行動を制限しているとも見られるので、AIを過信しすぎると自分を見失ってしまうので注意が必要です。
そんな手相ですが、一方で病気診断に役立つことが期待されています。その理由は手相は脳が作っているとされるからで、脳は病気になれば体の様々な場所に異変を起こし病気を伝えてくれます。したがって、手相のデータと病気疾患の統計データがあれば、ChatGPTに病気を診断してもらって病院に行くかどうかの判断を委ねることだって可能になるかもしれません。
まとめ
ChatGPTで手相占いはできますが、厳密には手相占いに似たようなお遊びコンテンツです。ChatGPTが収拾したデータの中から貴方に相応しいと思う結果を提示しているだけなので、占いが当たることはほとんどないでしょう。しかし、膨大なデータを持つChatGPTは色々な仕事に役立てられているので、この先手相などの生態情報から人間の病気を診断できる日がくるかもしれないので、ガジェットやAI技術が好きな身としてはこれからの進化が楽しみですね。
