HTML5プロフェッショナル認定試験レベル1受験記

HTML/JS/CSS

HTML5プロフェッショナル認定試験のレベル1を受験したときの試験範囲や学習方法について書きます。受験したのは、2016年5月のことですので、少し古い情報かもしれませんが、これから受験される方の手助けになるように書いてみようと思います。目次は、次のとおりです。

HTML5プロフェッショナル認定試験

HTML5プロフェッショナル認定試験とは、wikipediaによると次のように書かれています。

HTML5(エイチティーエムエル・ファイブ)プロフェッショナル認定試験は、HTML5やCSS3、JavaScriptなど最新の次世代Web標準言語に関する知識と技術力を認定する資格試験である。 特定非営利活動法人(NPO)エルピーアイジャパン(LPI-Japan)が2014年1月1日からCBT(コンピューター・ベースト・テスティング)方式で始めた。

(by wikipedia)

試験の詳細な情報は、公式ページ「Web資格なら「HTML5プロフェッショナル認定試験」公式サイト」を見てください。試験範囲、サンプル問題等がのっています。概要だけかいつまんで書かせていただくと次のような試験です。

  • LPI-JAPANという団体が実施している
  • HTML5/CSS3/JavaScriptに関する基礎知識の試験(2016年10月現在)
  • 受験料金は15000円(税抜き)。
  • Level1とLevel2がある
  • Level1の試験時間は90分で問題数は約60問。
  • 約7割正解で合格。
  • 資格認定の期限があって取得後5年間

HTML5プロフェッショナル認定試験の試験範囲

受験の範囲は次のとおりです。

  1. Webの基礎知識
  2. CSS3
  3. HTML5の要素
  4. レスポンシブWebデザイン
  5. オフラインWebアプリケーション(概要とマニフェスト)

私が受験した時の出題比率は、1~3が90%、4,5が残り10%です。1~5の詳細な内訳は、「Web資格なら「HTML5プロフェッショナル認定試験」公式サイト」を参照してださい。

 

やってみた勉強方法

勉強のしやすさは、「1.Webの基礎知識」とてつもなく難しいです。なんというか範囲が広すぎて全てを抑えることは多分不可能です、過去問を元に知識エリアを拡充していくのがいい気がします。「2.CSS3」と「3.HTML5の要素」は暗記ですので、ひたすらやるしかありません。「4.レスポンシブWebデザイン」と「5.フラインWebアプリケーション(概要とマニフェスト)」2,3の基礎知識を元に応用問題を暗記するイメージです。私が試してみて良かったのは、次の勉強法です。

  1. 書籍による学習
  2. 実際にコードを書いてみる/見てみる
  3. 研修

この勉強を始める前は、HTMLのことを知ったつもりになっていました。私の業務経歴は、顧客常駐型SEとして、ひたすらハイブリッドなWeb系フレームワークの中での単純な開発作業をやっていたり、何だかPMOのグループに常駐になった際はプロパーの方とお客様のもとに出向いて議事録と書きながら導入技術の先駆調査をしていたり、社内SE的なポジションで常駐している際は会社の基幹システムのエンハンスをしていることが多かったです。HTMLをガリガリ書いていたり、デザインを突き詰めてCSSを書いたことありません。レイアウトはテーブルで作ればいいじゃない?レスポンシブWebなにそれ?みたいなごく一般的なWebアプリケーションのPG~SE層でした。

勉強期間は人にもよりますが、1週間5時間程度の勉強が1ヵ月~3ヵ月程度必要だと思います。既にバリバリHTMLやCSSによるコーディングをしているという方は、問題を傾向を覚えるだけで意外と合格できてしまうと思います。でも受験料が高いので、慎重に合格ラインを目指すと2ヵ月以上はかかるかなと思います。

「書籍による学習」ですが、私がおすすめするのは、次の本です。

  • HTTPの教科書
  • HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル1 対策テキスト&問題集 (Mynavi Examination Library)
  • よくわかるHTML5+CSS3の教科書【第2版】

 

HTML5は、HOW-TOとか逆引きで技術だけをコピペして使っているとどうしても試験に対応するだけの暗記ができません。対策テキストとHTML5+CSS3の教科書を並行して読むとHTMLの考え方を徐々に理解できるようになります。(もちろん漢字の書き取りバリに暗記も必要になりますが、、、)実際の試験の難易度は、オレンジ色の対策テキストの模擬試験と同等かそれより少し難しかったです。HTTPの教科書は、私個人の弱点だったので買ってみた1冊です。どうしてもWebアプリの開発をしているとHTTPヘッダーに関して触れる機会がなかったのです。HTTPステータスの一覧を理解できている方は不要かもしれません。

最初に勉強を始めた頃に、HTMLなんて簡単でしょ?と思って模擬試験をやってみると難しさに驚きますよね!?私もそうでした。もう明らかに基礎知識の暗記の足りなさと最近の巷で流行っているHTMLを知らないことにショックを受けて勉強を放り出したくなりましたが、私の隣で黙々とあいうえおの書き取りと足し算を勉強をしている娘を見習いながら、反復練習しました。

書籍に含めて書きますが、次のサイトにも大変お世話になりました。

 

「実際ににコードを書いてみる/見てみる」ですが、「実際にコードを書いてみる」は、絶対やるべきです。本だけの勉強だとどうしても初めて見る問題のに対応できなくなってしまうので、考える力をつけるう上でも大切です。私の場合は、息抜きの代わりにしていました。(もちろんこれ以外の息抜きもたくさんしていましたが)

「実際にコードを見てみる」は、効果が大きかったです。実際に書いてみようにもそこまでの気力がないときに頭の中の記憶とイメージを一致させることができるので、記憶の定着と実務に活かせるようになるので、勉強意欲が上がってきます。

「研修」ですが、これは機会があれば是非受けて欲しいです。いろいろと刺激を受けます。

受験するときの注意点

  • LPI-IDを取得が必要
  • ピアソンVUE(ビュー)アカウントの取得が必要
  • 試験当日は身分証明証が必要
  • 受験時はパソコンでやるので筆記用具はいらない
  • 受験中は諦めない
  • 体調管理には気をつける

その他、HTML5レベル1およびレベル2の試験が2017年初春に改訂されるという旨の情報がメールマガジンで配信されています。試験改定後半年間は、旧バージョンでの受験科か新バージョンでの受験を選択できるようですのでお気を付けください。

http://html5exam.jp/images/outline/html5_ver2.pdf
(リンク切れになりました。)

 

受験後の感想

HTML5(2014年10月にW3Cにより勧告されたHTMLの仕様)について証明できる資格というところが魅力的で受験を決意しました。勉強の前後で変わったことはテーブルでレイアウトするではなく、CSSでレイアウトを考えら得るようになったこと。レスポンシブWebデザインを自分で書けるようになったことです。

レベル2も受験してみたい気持ちがありますので、頑張ってやってみようかと思います。

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