iPhoneの数ある機能の中で、シャッター音ほどなぜあるの?と思える機能はないと思うのですがいかがでしょうか?しかし、iPhoneシャッター音にはとある複雑な事情があるために実装されているもので、消すことはできません。
そこでこの記事では、iPhoneシャッター音消せないのはなぜ?という人に向けた詳細な理由を紹介しています。同時に無音カメラのおすすめ情報も紹介しているので、iPhoneのカメラ機能をよく使う人はぜひ参考にしてください。
iPhoneのシャッター音はなぜ消せないの?
iPhoneシャッター音消せないのはなぜかというと、盗撮防止のためです。法令で厳密に制限されているわけではありませんが、日本では満員電車やバスでの盗撮被害が多く、特に女学生をターゲットにした被害件数が多くなっています。そこでiPhoneはシャッター音を出す形で、ユーザーが盗撮に走らないように制限しているのです。
シャッター音がなぜ盗撮防止になるかというと、仮に満員電車でシャッター音が聞こえて、盗撮被害者がその音の出所を特定した場合、警察に突き出される可能性があります。そんな状況に遭うのは嫌だとユーザーに思わすことで盗撮防止をしているわけです。
盗撮被害ってそんなに多いの?
警察庁が発表している2024年度の盗撮検挙数8323回を見れば、iPhoneシャッター音消せないのはなぜと疑問に思う人も少なくなるでしょう。しかし、これはあくまでも検挙数なので、実際にはもっと被害件数があるのではとも言われています。その理由になっているのが、iPhoneを含めた小型カメラが多数登場していることです。検挙された人が所持しているカメラのほとんどは、iPhoneなどの小型カメラ機能を搭載しているデバイスで、中には靴に隠している人もいるほどです。
こんなに検挙数が多いと、消費者の中にはカメラを搭載しているiPhoneを発売している企業が悪いと訴訟を起こす人もいるでしょう。それを防ぐためにもカメラのシャッター音は消せないようになっています。
iPhoneのシャッター音が消せないのは日本だけ?
iPhoneシャッター音消せないのはなぜ日本だけ?と疑問に思う人もいるかと思います。実は韓国では法令でシャッター音が必ずなるように制限されており、しかも65デシベル以上と音量の制限までついています。この法令は2004年に策定されされており、主に盗撮を防止するためらしく、カメラが起動したら周囲にそれを知らせるような仕組みになっているようです。
また、中国でも一部の地域で制限されている場合がありますが、アメリカやイギリスなどは法令でシャッター音を消さないように定められていないため消すことが可能です。
シャッター音の消せるiPhoneが買えるのは本当?
シャッター音が法令で規制されていない日本以外の国でiPhoneを購入すれば、シャッター音を消すことが可能です。やり方は、購入したiPhoneのサイレントスイッチをオンにする方法で、iPhone側部にスイッチがあるのでそれを背面側にスライドさせると音がなりません。
ただし、サイレントスイッチが搭載されているのはiphone15以前の機種で、iPhone16以降はアクションボタンに消音モードを設定することでのみシャッター音が消せるようになっています。
iPhoneの設定でシャッター音を消す方法とは
iPhoneシャッター音消せないと悩んでいる人は、なぜか実装されているシャッター音のボリューム調整を操作してみましょう。実はiPhoneシャッター音が規制されている国でもこの機能は実装されており、日本も例外ではありません。ただし、調整したからといって必ず音が消せるとは限らない点に注意してください。
やり方は、iPhoneのカメラを開いた状態でコントロールセンターを開きます。すると音量調整ができるので、一番低くするとシャッター音が消せる場合があります。ですがこの機能は一部地域では制限されている場合があり、口コミでも使えるという報告もあれば使えないという報告も出ています。そのため、ダメ元で使ってみることをおすすめします。
ビデオモードでシャッター音を消せるかも?
iPhoneのシャッター音をどうしても消したい人は、ビデオモードを使うことである程度音を小さくできる場合があります。やり方はiPhoneのカメラアプリを起動して、ビデオモードに変更し、そのままシャッターのスイッチを押すだけです。
ただし、iPhoneのバージョンによってはシャッター音が小さくならない場合があるとの口コミがあるので、iPhoneシャッター音消せないのはなぜと躍起になっている人は、公式のカメラアプリを使う方法では諦めたほうが良いと思います。
無音カメラアプリを使って音を消す方法がある?
iPhoneシャッター音消せない方法が無いのはなぜかと不便に思っている人は、無音カメラアプリの使用をおすすめします。iPhoneのAPPstoreでは毎日無音カメラ!というアプリが存在するので、これをインストールして使うことでシャッター音を消しながら撮影ができます。
また、Googlestoreにも以下のようなシャッター音を消しながら撮影できるアプリがあるので、OSのバージョンなどが原因でインストールできない人は以下のアプリも試してください。
アプリ名 | 無音機能の仕様 |
BeautyPlus | 設定しないとできません。 |
StageCameraHD2 | マナーモードに設定すると音を消せます。 |
無音カメラ [最高画質] | インストールしたらそのまま使うだけで音を消せます。 |
シンプルカメラ | 設定しないとできません。 |
無音カメラ [最高画質]は、設定なしで音を消せる利点がありますが、残念ながら2025年9月現在ではandroidにしか対応していません。他のアプリは設定する手間はありますが、iPhoneのシャッター音を消せる利点があります。
まとめ
iPhoneシャッター音消せないのはなぜなんだと思っていた人は、この記事をご覧いただくことで理由が分かったと思います。確かに盗撮は犯罪行為ですが、仕事の会議中にホワイトボードなどに書かれたものをシャッター音なしで撮影したいなど正しく使いたい人は多いはずです。
したがって、シャッター音を消したい人はこの記事で紹介しているアプリを使うか、海外のiPhoneを買ってサイレントモードに変更する方法を実践してみてください。