近年、OpenAI社のChatGPTやGoogle社のGeminiなど、様々な生成AIのツールが注目を集めています。そんな中、インターネットの膨大な情報から常に最新の回答を導き出すことで注目を集めている「Perplexity AI」という対話型AIをご存じでしょうか。
今回は、Perplexityの使い方やClaude3との違いなどについてご紹介します。
Perplexity AI(以下、Perplexity)」とは
Perplexityは元GoogleやMeta、OpenAIなどで働いていた研究者たちが起業したアメリカのPerplexity AI社によって開発された対話型AIであり、インターネットから最新の情報を探し、出典を示しながら回答することを得意としています。
基本的な使い方
まず、Perplexityの基本的な使い方について、手順に沿ってご紹介します。
1. 公式サイトにアクセスする
ブラウザから「Perplexity AI」の公式ホームページにアクセスします。
2.検索バーから質問する
ホーム画面の検索バーに質問を入力します。
3.AIからの回答を確認
Perplexity AIが複数のソースを参照し、質問に回答してくれます。基本的な質問に対しては、サインインをしていなくてもすぐに回答が得ることができます
4.関連質問の提案
質問をすると、回答の下に関連する質問を自動で提案してくれます。これにより、質問の範囲を広げて情報を深掘りすることができます。
5.ソースの表示
Perplexity AIの回答には引用されたソースも表示されるため、情報の信ぴょう性を確認できます。各回答には、どの情報源から引用されたのかが明示されていて、ユーザーはそれをクリックして詳細を確認することができます。また、回答するだけではなくそのデータの出典も提供してくれるため、情報の信頼性を確かめることができます。
サインインすると利用できる機能
ここまで、Perplexityの基本的な使い方をご紹介しました。ここからは、Perplexityにサインインすることでどのような機能が利用できるのかについてご紹介します。
1. 検索履歴の閲覧と保存
画面右側の[メニュー]にある、[ライブラリ]をクリックすると、過去に検索したタイトルが表示されます。表示されたタイトルをクリックすることでスレッドとして内容が表示されるため、再度検索をかけることも可能です。
2. PDFなどのデータの解析
PDFや画像などのファイルをアップロードし、その内容をAIに解析してもらうことができます。無料版ではアップロード回数に制限があるものの、基本的な機能は十分に利用できます。
3.図表やグラフの作成
収集したデータを使った図表やグラフの作成をAIに依頼することもできます。データの性質に応じて棒グラフや円グラフ、散布図などの中から最適なものを選択するように指示することも可能であり、作成した図表やグラフにも参照元の情報が付随します。
Claude3とPerplexityの違い
ここからは、Claude3とPerplexityの違いについてご紹介します。
得意とする内容
Anthropic社が開発した対話型AI であるClaude3は、ユーザーとの自然な会話を得意としており、個別の質問や相談に対して柔軟な回答を返す能力に優れています。一方Perplexityは、最新のデータを元に、文章生成や情報収集をすることが得意です。文章解析機能も備えているため、ユーザーが作成したテキストの文法や表現を修正することができます。
活躍の場
Claude3は、カスタマーサポートや教育、対話型のアシスタントとして活用される場面が多くあります。対照的にPerplexityは、ライティング支援やリサーチ、SEO対策に役立つツールとして利用されています。
おすすめの人
Claude3は高い日本語能力を持っているため、文章生成をメインでAIを利用する人におすすめです。一方、ライターやマーケターなどリサーチも同時に行う人には、最新の情報から回答が得られるPerplexityがおすすめです。
最後に
今回は、Perplexityの使い方やClaude3との違いなどについてご紹介しました。対話型AIには今回ご紹介したPerplexity やClaude3以外にも様々な種類があり、それぞれ独自の強みを持っています。AIツールの中から状況に応じて最適なものを見極め、使い方を確認し、しっかりと使いこなせるようにしていきたいですね。