SIMカードはスマホで通信するための大事な部品ですが、たまに入れても反応しないときありませんか?
そこでこの記事ではSIMカードが反応しないときの対処方法を紹介しています。また、機械の扱いが苦手な人はSIMカードの取り出し方にも四苦八苦すると思うので、この記事ではSIMカードの取り扱い方を徹底解説しています。取り出すときにあると便利なものも紹介しているので、この記事を参考に常備しておくことをおすすめします。
料金を滞納している可能性について
スマホ料金を滞納していると、SIMカードを差し込んでいても反応しないです。対処方法は滞納しているスマホ料金を支払うしかありません。ただし、通信会社によっては延滞金が発生する点に注意して下さい。
主要なスマホ通信会社の延滞金の仕様は以下の通りです。なお、延滞を放置するとおよそ2か月から3か月で強制的に契約解除され、料金を支払っても回線が復旧しなくなるので注意してください。
| 通信会社名 | 延滞利息(年率) | 利息発生条件 | 備考欄 |
| DOCOMO | 14.5% | 支払期限の翌日から16日以降 | |
| au | 14.5% | 支払期限の翌日以降 | 支払い方法によっては手数料あり |
| ソフトバンク | 14.5% | 支払期限の翌日以降 | |
| 楽天モバイル | 14.5% | 支払い期限の翌日以降 | 振込手数料あり |
SIMカードを素手で触ってしまったときは
SIMカードを素手で触り指紋がつくと反応しない原因になります。もし素手で触ったときは、マクロファイバークロスで優しく指紋を拭きとってください。拭くときに硬い布地を使うとSIMカードが反応しない状態が悪化する可能性があります。また、アルコールなどの薬品を使っても構いませんが、必ず少量にしておきましょう。大量に使うとSIMカードの読み取り部分に傷がつき反応しない原因になります。SIMカードを拭いたら必ずアルコールや薬品などが完全に乾くのを待ってからスマホに入れることも重要です。
SIMカードに三本の傷が合った時の対処方法
SIMカードが反応しないからと見てみたら三本の傷があったという人は、この傷自体にSIMカードが反応しない原因はないので安心してください。この傷はデータ書き込みに必ずつく傷なので、破損しているわけではありません。むしろ傷が入っていない場合、SIMカードに情報が書き込まれていない可能性があります。したがって、この記事で紹介している方法を全て試した上で読み込めない場合は、各通信会社の問い合わせ窓口に相談することをおすすめします。
APN設定の変更で対処する方法
APNとはSIMカードでどのアクセスポイントを使って通信するかを決める設定で、入力しないとSIMカードが通信することはありません。そこでスマホの設定アプリのモバイルネットワークからアクセスポイント名をタップしてください。さらに一番下のメニューをタップしてから新しいAPNをタップしてください。APNの編集画面が開かれたら、ユーザー名とパスワードの欄に通信会社から通知されたユーザー名とパスワードを入力し完了ボタンを押すと、SIMカードがアクセスポイントを介してインターネット通信ができるようになります。
なお、通知のときに配布されたメールや郵送物を無くしてしまった人は、以下の表を参考に各通信事業者から通知されたユーザー名やパスワードを確認してください。
| 通信事業者名 | ユーザー名やパスワードの閲覧方法 |
| 楽天モバイル | メンバーズステーションにログインする。 |
| イオンモバイル | イオンモバイルIDを使ってマイページにログインする。 |
| NURO | サポートページにログインする。 |
| IIJmio | mioIDのマイページにログインする。 |
再起動をして様子を見る方法
もし設定やSIMカードに異常が見られないときは、スマホを再起動してください。再起動すると起動した直後にスマホがSIMカードを読み込むはずです。それでもSIMカードが反応しない場合は機内モードになっている可能性があるので、設定アプリでオフにした後再度スマホを再起動してみましょう。
新しい端末に変えた場合の対処方法とは
もしドコモかソフトバンクかauのSIMカードを別の端末に差し替えて反応しない人は、SIMカードが差し替えた端末に対応していない場合があります。大手三社のSIMカードは指定された機種でのみ動作が保証されており、格安SIMなどで購入した端末では読み込むことができません。したがって、大手三社のSIMカードを持っている人は、各通信会社の店舗で新しい端末を購入してください。
対してフリーのSIMカードを持っている人は、端末が対応できる型のSIMカードならば反応しないといった問題は起こりにくいです。他の格安スマホを提供している企業の端末にSIMカードを差し替えても問題はありません。ただし、あくまでもSIMカードの型が同じの場合のみなので、自分がどのSIMカードの型なのか以下の表で確認してください。
| SIMカードの種類 | 外見の特徴 |
| NANOSIMカード | 大きさが12.3mm×8.8mm |
| MicroSIMカード | 大きさが15mm×12mm |
| 標準SIMカード | 大きさが25mm×15mm |
困ったときのSIMカード取り出し方法
もしSIMカードの接触不良が原因で反応しないときは、一度取り出す必要があるので、まずは電源を切ってSIMカードを安全に取り出せる状態にしてください。次にスマホ本体を見回して、爪楊枝よりも一回り小さいくらいの穴を見つけてください。その穴にペーパークリップか、スマホ本体と一緒に同梱されていた細いピンを差し込むと取り出し口が開く仕組みになっています。ここまで強固な作りになっている理由は、使っているときにどこかで落としてしまうのを防ぐためです。
ピンのおすすめ代用品を紹介
もし取り出しに使うピンを無くしてしまったときは、家に画鋲かクリップかホッチキスか刺繍針が無いかを確認してください。ホッチキスは本体が無くてもホッチキスの針があれば、差込口に入るのでおすすめです。ちなみに爪楊枝は無理矢理差込口に入れようとすると、折れた爪楊枝が穴の中に入り込んで取り出しボタンが押せなくなるので絶対にやめましょう。穴が壊れると最悪修理を依頼する必要があるので、そんなリスクを負うよりも100円ショップなどで画鋲や刺繍針を買ってきたほうが安全です。
まとめ
SIMカードが反応しないときは、まずは通信料金が全て支払い済みかを確認した上で、再起動してSIMカードを読み込めるかを確認してください。読み込めない場合は、APN設定が正しくなかったり、端末に適切なSIMカードが挿入されていない可能性があります。MVNOから発行されたSIMフリーのカードを挿入しているかを確認してください。それでも動かない場合は、SIMフリーの接触不良が原因かもしれないので、画鋲や刺繍針を使ってSIMカードを一度取り出し、再度差し込んで反応するかを確かめてみましょう。
