家電ショップやオンラインサイトで良く見るスマホ1円の広告ですが、皆さんはどのようなからくりで売られているかご存知ですか?
もしこんな安いのだからなんか裏があるに違いないと感じた方は鋭いです。ぜひこの記事をご覧いただき1円スマホの落とし穴をご理解いただいた上で購入のご検討をおすすめします。
なんでスマホは1円で買えるの?
スマホ1円のからくりは、ずばりスマホ本体の売上で儲けようとしていないからです。仮に1万円のスマホを1円で売ったとして、このままだと損益は9999円ですが、スマホの月額利用料金は最低でも1000円近くしますよね。したがって、1円スマホ購入者が10か月以上利用を継続してくれれば利益が出るこれがスマホ1円のからくりです。確かに1円スマホの機種を良く見ると古い機種ばかりで、高い機種は中々ないですよね。高い機種を1円で売ると利益が出るまでに時間がかかりすぎる上に、短期間で解約されると利益が出なくなってしまいます。そこでできるだけ短期間で利益が得られるように機種の安いスマホを1円で売るわけです。
では具体的に各社が販売しているスマホ1円がどのようなからくりになっているのか実例を挙げながら次の見出しでご紹介していきましょう。
ワイモバイルの1円スマホのからくり
ワイモバイルでは、OPPOA55Gを1円スマホとして販売していますが、これにもからくりがあります。実は1円スマホとして購入できるのは48回払いした場合のみで、24回払いまでの月々の支払いを1円するという仕組みなんです。そして25回以上は月々419円でスマホ本体の料金を支払うことになるので、結果的にスマホ本体の料金半額分を支払っていることになります。
さらにワイモバイルでは24回払い後に本体を返却することで以降の支払いを不要にする仕組みを採用しています。つまり24か月までは24円でレンタルするけれど、25か月以上になったら買い取るために本体料金半額払ってねということです。
楽天モバイルの1円スマホのからくり
楽天モバイルではiPhone16eを1円スマホとして売っていますが、これは購入条件が厳しく設定されているからくりです。楽天モバイルでiPhone16eを1円で購入するには、他社から電話番号そのまま乗り換えで、48回払いを楽天カードで支払う必要があります。しかも、条件を満たしたとしても1円なのは24回払いまでで、25回以降の支払いは月々4365円が必要です。つまり、分割にしようが一括で支払おうがiPhone16eを定価104800円を購入することになるわけです。しかし、25か月目以降に返却すれば以降の支払いが無効になるので、いわばiPhone16eをレンタルして使い心地を試したい人におすすめのプランとなっています。
しかも楽天としてはクレジットカードを契約する切っ掛けにもなるので、iPhoneのスマホ1円でお客を釣ってそれ以外のところで利益を出すというからくりになっています。
Amazonの一括購入1円はどんなからくり?
Amazonのスマホ1円は、スマホ本体を1円で売る代わりに回線を同時契約してくださいというからくりです。しかもワイモバイルのプランSかプランMLという指定付きで、スマホ本体のバリエーションもそんなに多くなくスペックもあまり高くないという特徴があります。注意点は、Amazonのスマホ1円は乗り換えと新規契約が別商品扱いになっていることです。新規契約の商品ページでは乗り換えを受け付けていませんし、乗り換えのページでは新規契約を受け付けていないことに注意してください。
ゲオモバイルの1円スマホの落とし穴
ゲオモバイルのスマホ1円は、回線と一緒に契約する代わりに過去に人気だった機種の中古を1円で購入できるようになるというからくりです。しかし、ゲオの中古スマホ やめとけと色々なところで噂されており、あまり評判は良くないです。その要因となっているのが中古スマホの状態に関する情報です。公式サイトでは状態AとかBと記載されているのみで、ぱっと見どんな状態なのかが分からないようになっています。SNSでは状態Aのものを購入したのにボロボロのスマホが届いたなどと報告されているので、恐らく状態に関する情報はあまり信用できないでしょう。
何より公式サイトには小さなフォントで状態AとBはバッテリーが劣化しているメッセージが表示される場合があると記載されているところが落とし穴だと思いました。バッテリーが劣化していたら安定して使えるのはおそらく1年弱だと思うので購入はおすすめできません。
イオンモバイル1円の落とし穴とは
イオンモバイルのスマホ1円は、実はスマホ本体が買えるわけではないというからくりです。イオンモバイルはイオンスマホに変更されてから、色々サービスが充実したため、現在でもイオンスマホを使っている人は新しい料金プランに変更しませんかというからくりです。
しかも1円になるのは事務手数料という落とし穴で、契約できるのは2016年以前にイオンスマホを契約した人です。スマホは大事に使っても10年もつことはほとんどないので、筆者もこれは誰向けのキャンペーンなんだと疑問に思いました。
ソフトバンクの1円スマホは落とし穴?
ソフトバンクのスマホ1円は、公式オンラインショップで購入する人限定で、尚且つ1円になるのは48回払いの内12回払いまでの支払いです。13回から24回までの支払いが無料になるとはいえ、25回から48回までの支払いで、14万円近くの本体料金を支払うことになります。ちなみに分割払いだと本体価格が9936円安くなりますが、あまりお得に感じない人も多く、SNSでは巧妙な落とし穴だとまで言われています。しかし、13回以降の支払いのときに機材を返却すれば以降の支払いが0円になるので、お得と言えばお得ですが、早期利用料金と特典利用料金が発生するため、合計2万円近くの支払いが発生します。2万円も出すならスペックの低いスマホを買い切りで購入したほうが良いと思うので、これは巧妙な落とし穴でしょう。
まとめ
各社のスマホはいろんなキャンペーンで利益を得ようとしていますが、その多くは落とし穴だったり今日妙なからくりで追加料金が発生したりします。したがって、完全に1円でスマホを購入できるプランは無いといっても過言ではありません。特に最新式のiPhoneを利用した巧みな料金プランは、結局iPhoneをレンタルしているだけなので、自分のスマホが欲しい人は1円スマホではなく少し高くても買い切りのスマホを購入したほうが良いです。
