暗号資産市場は日々急速に進化しており、ビットコインのETF承認に関するニュースや、取引や管理をサポートする仮想通貨 おすすめ アプリなどが大きな話題となっています。なかでも、今後の展開が注目されているのが「イーサリアム」です。様々な分野での活用が進んでおり、最近は暗号資産のETF承認に関する議論でも関心の中心となっています。

そこでこの記事では、イーサリアムについて、イーサリアムがETFとして承認されているのか、その他の人気銘柄についても、わかりやすくご紹介していきましょう。

イーサリアムとは？

イーサリアムは、インターネット上で使われる暗号資産のひとつで、ブロックチェーン技術を活用した分散型プラットフォームです。開発者によって2015年に運用が開始されました。最大の特徴は「スマートコントラクト」と呼ばれる仕組みを持っていることです。これは、人間の手を介さずに、契約や条件付きの処理を自動で実行できる仕組みです。

イーサリアムを使うと

不動産取引や音楽著作権管理、投票システムなど、あらゆる契約業務をプログラム化し、改ざんされにくい状態で実行できます。こうした特徴により、イーサリアムは単なる資産というよりも、「分散型アプリケーション（DApps）」を支える基盤として利用されています。

ETFとは

ETFとは、日本語で「上場投資信託」のことで、株式のように証券取引所で自由に売買できる投資信託のことです。

通常の投資信託は、銀行や証券会社を通して申し込み・解約を行い、1日に一度だけ価格（基準価額）が更新されますが、ETFは株と同様に、取引所が開いている間はいつでも取引可能で、価格もその都度変動します。

ETFの利点とは？

ETFの利点を、以下に簡単にまとめてみました。

• 特定の株式指数に連動するように設定されている
• 少額から投資できる
• 多くの資産に分散投資できる
• 信託報酬（手数料）が低め
• 簡単に売買できる

これまでは株や国債などのETFが主流でしたが、近年は金や不動産、さらには暗号資産を対象としたETFも登場しています。

イーサリアムは承認されている？

2024年、アメリカの証券取引委員会（SEC）は、イーサリアムを現物のまま保有する形のETFを複数承認しました。これは証券口座を持っていれば、仮想通貨取引所を使わなくてもイーサリアムを保有できる時代が到来したということです。

承認された銘柄は？

承認されたのは、世界的な資産運用会社や仮想通貨関連の企業が運営する商品です。以下の銘柄がすでにETFとして取引されています。

• ブラックロック（世界最大の資産運用会社）
• フィデリティ（米大手金融会社）
• バンエック（オランダ系資産運用会社）
• ビットワイズ（暗号資産特化型）など

これにより、個人投資家や機関投資家が、手間やセキュリティの不安なくイーサリアムに投資できるようになりました。

イーサリアム以外のETFに承認されている銘柄

イーサリアムの前に、2024年初頭にビットコインの現物ETFが承認されました。これは長らく実現が期待されていたもので、アメリカ国内だけで十数本のETFが登場し、数兆円規模の資金が流入したとされています。

ビットコインEFTの場合

ビットコインETFには以下のような特徴があります。

• 現物を保有するため、価格連動性が高い
• 銀行口座や証券口座だけで投資可能
• 世界中の機関投資家も購入可能

これらのETFは、イーサリアムのETF承認に大きな後押しを与えたとも言われています。

先物ETFも

また、ビットコインやイーサリアムの「先物」を対象としたETFも以前から存在しています。先物とは将来の価格に賭ける商品で、価格の変動リスクを抑えるために使われます。現物と異なり、実際に暗号資産を保有しない点が大きな違いです。

さらに、暗号資産そのものではなく、それに関連する企業（取引所やマイニング企業など）に投資するETFも複数上場しています。たとえば、米国株市場ではブロックチェーン関連企業の株を集めたETFが人気です。

ETFに承認されるかもしれない人気銘柄

今後注目されているのは、以下のような暗号資産です。

ソラナ（Solana）

イーサリアムと似た機能を持ちながら、処理速度が非常に速いのが特徴のソラナ。2025年内にETF化を目指す動きが始まっています。既に複数の金融企業が申請を行っており、今後の承認が注目されています。

リップル（XRP）

国際送金をスムーズにするための暗号資産で、日本国内でも利用者が多いリップルは、証券かどうかの議論が続いています。法的な問題が解決すれば、ETF化への道も開かれる可能性があります。

その他の有力候補

その他の有力候補は以下になります。

• カルダノ（Cardano）
• ポルカドット（Polkadot）
• ドージコイン（Dogecoin）

これらはすでに一定の利用実績があり、将来的にETF申請が出る可能性が高いと見られています。

まとめ

2024年、イーサリアムはアメリカで正式にETFとして承認され、複数の商品が取引所で販売されています。ETFを通じて暗号資産に触れることは、初心者にとっても安心でわかりやすい方法となっており、スマホやiPhoneの証券アプリから簡単に購入・管理できる点も魅力のひとつです。証券口座を持っていればすぐに取引できるため、ますます利用が広がっていくでしょう。また、今後どの銘柄がETFとして登場するのか、新たな金融商品の動向にも注目ですね。